アパレル業界の課題
世界の産業で2番目に環境負荷をかけているアパレル産業は「大量生産・大量消費・大量廃棄」の課題を抱えています。
そこに”所有する”から”共有する”選択肢があったならファッションはもっと自由に、もっと楽しくなるはずと私たちは考えます。
守りたい風景を、次の世代へ残していく。
ファッションが、もっと環境に優しくなる。
バガスアップサイクルは、そんなアパレルの新しい価値を広げていく、すべてのヒトと環境に寄り添うサービスです。
世界の産業で2番目に環境負荷をかけているアパレル産業は「大量生産・大量消費・大量廃棄」の課題を抱えています。
そこに”所有する”から”共有する”選択肢があったならファッションはもっと自由に、もっと楽しくなるはずと私たちは考えます。
サトウキビは世界最大の生産量を誇る農作物ですが、その製糖時に発生する副産物「バガス」のエコフレンドリーな活用方法は、模索途中にあります。
沖縄だけでも年間約20万㌧、世界では約1億8900万㌧生まれるバガスを有効活用できれば沖縄の、ひいては世界の美しい風景を次の世代へ繋ぐきっかけになると私たちは考えます。
サトウキビの搾りかす“バガス”の有効活用されていない余剰分をバガス生地に加工。
バガス生地から生まれたウェアをサブスクリプションサービスとして展開することで、資源の再利用を促します。
また、着れなくなったウェアは製炭炉で炭化し、ふたたび生まれたサトウキビ畑へと還ることで、サトウキビもまた循環するのです。
沖縄県宮古島で育ったサトウキビ。その製糖時に排出される搾りかす”バガス”を原材料として仕入れています。
“バガス”を原料に生地をつくるため、まずは沖縄県内の事業所で乾燥・粉砕してパウダー状にします。
パウダー状になったバガスは、岐阜県に古くから伝わる美濃和紙の製造技術で和紙に加工されます。
バガス和紙を細かくスリットし、練り合わせ和紙糸を作り上げます。
バガス和紙糸をデニムの一大産地である広島県福山市の工場にて織り合わし、生地が完成します。
織られた生地は沖縄県内をはじめとして、国内の職人たちの手により製品化されます。
原料の一部をバガスに代替。自然環境に配慮したバイオマスボタンを作り上げました。私たちのかりゆしウェアに使うボタンは、すべてこのバイオマスボタンです。
大量に作り、大量に廃棄していく「線形経済」の典型的な産業であるアパレル産業。その産業課題に対して、「循環経済」の発想でビジネスモデルをデザインし直しました。
Product as a Service(PaaS)
ファッションに“所有しない”という新しい選択肢を提供する為に、サブスクリプションサービスを展開しています。私たちが、商品を所有することで、より高品質なモノづくりに取り組み、使用後の資源循環まで責任をもって対応します。あなたのライフスタイルを、ファッションのサブスクで、もっと環境に優しいものに変えていきませんか?
トレーサビリティ
アパレルの循環性を確保する為には、素材⇨製造⇨輸送⇨サービス提供⇨回収の各プロセスにおけるトレーサビリティを確保することは必要条件です。
BAGASSE UPCYCLEでは、提供するウェア1枚1枚にICタグを縫い込み、バリューチェーン上の動きをプロダクトパスポートの形で見える化しました。
プロダクトパスポート
プロダクトパスポートでは、循環経済モデルの重要なポイントである、製品寿命の長期化や、サービスの利用がどの程度環境によい影響を与えているかの情報を利用者にお届けします。
また、サプライチェーン上の各工程の詳細が見える化されています。
バガスアップサイクルを利用しているユーザーがコミュニティとなり、“ただ衣類を着る”以上の楽しさを創り出すことを目指しています。
汚れたり破れてしまったりして着れなくなったウェアは、製炭炉で炭化され、土壌改良材として再び生まれた畑へと循環します。
LCAとは、製品やサービスのライフサイクル全体(資源採取―原料生産―製品生産―流通・消費―廃棄・リサイクル)における環境負荷を定量的に評価する手法のことです。
私たちは、製糖過程の副産物であるバガスをアップサイクルするだけでなく、その一連の製造工程でも環境負荷を抑えられていくことにコミットしています。
売上の一部を伝統工芸やクリエイターのより良い活動の為に寄付をします。